もし今後「キャストアウェイ」を映画館で見る機会があったら、絶対に見ていただきたい。
それほど映画自身が持つパワーを感じさせてくれた映画である。
絶対に映画館でないと、この感動は味わえないと断言しちゃいましょう。
ちなみに映画そのものは、タイトル通り、飛行機が太平洋に不時着し、そのまま無人島に漂流(キャストアウェイ)することになったある男の物語。
とーぜんトム・ハンクス扮する主人公が遭難することは事前に分かっているわけだけど、いつどのように遭難するのかに興味が沸きつつも、これが実にうまい。
いまかいまか…という絶妙のタイミングで遭難することになるのだ、これが。
かなり計算された感じで、職人技を見せられた感じッス、ホント。
しかも、漂流してからもスゴイ。
フツーの遭難映画だと、飛行機が遭難したら、その家族や関係者の物語もそこに描かれる。必死の捜索をはじめ、心配で涙する家族など、そういうシーンがあっても不思議ではない。
ところが、そんなシーンは全くなし。
ひたすらカメラは主人公のサバイバル生活を追うのだ。
そのなか、トム・ハンクスは漂流した島を歩き周り、島の周囲を見渡せる山を登るわけだけど、そのシーンがまた圧巻。
周囲は海だけ。そして、波の音だけが鳴り響く。
これほど孤独で、BGMもなく、かつ自然の力を感じさせるシーンも珍しい。
まさに圧倒された。
ほんとスゲーぞ!
また、無人島に漂流したら、そこでなんらかのサスペンス要素も入れたくなるのが心情というもの。
例えば、ジャングルで大蛇に襲われるとか、海でサメに襲われてもいい。せっかく南海の孤島という舞台なんだから、その手の仕掛けも欲しくなるものだ。
でも、そんなことも全くなし。
出てくる動物といえば、カニか魚ぐらいのもの(後半に物語を左右する動物も出てくるけど)。
もちろんその無人島に古代の建造物もなければ、原住民も出てこない。
まさにサバイバル生活である。
言葉にすると味気ない感じもするけど、実際もそんなもんなんだろう。なんたって孤島だからね。
で、にもかかわらず飽きさせない展開がすごいのだ。
この瞬間に観客はいっしょにサバイバル生活を体験することになる。
で、あっという間の2時間強。
ラストは伏線通りの展開だけど、それがまた心地よい。
シナリオを読んでみたいものだ。
それほど映画自身が持つパワーを感じさせてくれた映画である。
絶対に映画館でないと、この感動は味わえないと断言しちゃいましょう。
ちなみに映画そのものは、タイトル通り、飛行機が太平洋に不時着し、そのまま無人島に漂流(キャストアウェイ)することになったある男の物語。
とーぜんトム・ハンクス扮する主人公が遭難することは事前に分かっているわけだけど、いつどのように遭難するのかに興味が沸きつつも、これが実にうまい。
いまかいまか…という絶妙のタイミングで遭難することになるのだ、これが。
かなり計算された感じで、職人技を見せられた感じッス、ホント。
しかも、漂流してからもスゴイ。
フツーの遭難映画だと、飛行機が遭難したら、その家族や関係者の物語もそこに描かれる。必死の捜索をはじめ、心配で涙する家族など、そういうシーンがあっても不思議ではない。
ところが、そんなシーンは全くなし。
ひたすらカメラは主人公のサバイバル生活を追うのだ。
そのなか、トム・ハンクスは漂流した島を歩き周り、島の周囲を見渡せる山を登るわけだけど、そのシーンがまた圧巻。
周囲は海だけ。そして、波の音だけが鳴り響く。
これほど孤独で、BGMもなく、かつ自然の力を感じさせるシーンも珍しい。
まさに圧倒された。
ほんとスゲーぞ!
また、無人島に漂流したら、そこでなんらかのサスペンス要素も入れたくなるのが心情というもの。
例えば、ジャングルで大蛇に襲われるとか、海でサメに襲われてもいい。せっかく南海の孤島という舞台なんだから、その手の仕掛けも欲しくなるものだ。
でも、そんなことも全くなし。
出てくる動物といえば、カニか魚ぐらいのもの(後半に物語を左右する動物も出てくるけど)。
もちろんその無人島に古代の建造物もなければ、原住民も出てこない。
まさにサバイバル生活である。
言葉にすると味気ない感じもするけど、実際もそんなもんなんだろう。なんたって孤島だからね。
で、にもかかわらず飽きさせない展開がすごいのだ。
この瞬間に観客はいっしょにサバイバル生活を体験することになる。
で、あっという間の2時間強。
ラストは伏線通りの展開だけど、それがまた心地よい。
シナリオを読んでみたいものだ。
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by sfumizuki
| 2006-08-20 13:54
| シネマ